シアラーは米国のQRPクラブNorCalのクラブでテストされキットとして開発されたアメリカを代表するQRPトランシーバーキットの1つです。N6KRによって設計されたこのユニークなQRPトランシーバーはNorCalのメンバーによって100台以上が制作され、再現性の確かさが実証されたトランシーバーです。
1996年度のARRLアマチュアハンドブックでは表紙を飾り、1998までのすべての号にシアラーの解説が掲載されています。1996年2月にはQST紙にテスト結果が報告されています。
シアラーは簡易型のトランシーバーではありません、出力がQRPである以外は現代のトランシーバーが持つ機能と性能を十分カバーする本格派のHFトランシーバーです。外65(高)×117(幅)×114(奥行)mmの小さな箱には最新のICを駆使した高性能トランシーバーが収まっているのです。
CW専用ですが、受信IFの帯域を最大に調整すると14MHzではSSBも何とか受信できます。しかも基板はたった1枚、めんどうな盤間配線は一切ありません。基板を含め全て自分で組み立てなければなりません。コイルまで自分で巻くので作り応えは十分、完成すると大きな満足を味わえます。
簡単な回路でマルチバンド実現するために、バンド切り替えはユニークなプラグインユニット方式です。
バンドモジュールを差し替えてバンドを切り替えます。

特 徴

プラグインバンドユニットによるHFマルチバンドCWトランシーバ

□ 出力は2W
□ 受信部はシングルスーパー, -137dBの高感度
□ IF帯域連続可変ボリューム内臓
□ IFは狭帯域クリスタルフイルタ
□ VFOはバーニヤ機構付きのバリコンによる同調
□ RIT回路内臓
□ サイドトーン発信機によるサイドトーンの発生
□ 送信周波数、BFO発振周波数が独立して可変、好みのトーンで受信可能
□ フルブレークイン
□ 小型塗装済みのアルミケース
□ ワンタッチで開ける事ができるトップカバー
□ 余裕のスペース
□ 基板は両面スルーホール、シルクレジスト付き基板1枚だけ
□ 盤間配線は無し、ジャンパは高周波信号が1個所だけ
□ KC1,KC2でエレキー,メモリーキー付きにアップグレード

ケース付属のオールキット、半田付けさえできれば誰にでも簡単に自作する事ができます。
測定器はHFトランシーバーとテスター程度で調整可能です。アンテナとスピーカー、12Vの電源、電鍵を準備すれば直ちにQRVできます。  充実したマニュアルと余裕のスペースで、改造も自由自在です。

仕 様

共通仕様

寸法 ケース・・・・・・・・・・・・・・・66(高さ)×160(幅)×135(奥行)mm
突起物を含む寸法・・・・・71(高さ)×167(幅)×178(奥行)mm
バンドモジュール・・・・・32(高さ)×102(幅)×13 (奥行)mm
重量・・・・・・・・・・・・・・・・・約900g
供給電圧・・・・・・・・・・・・・10V~16V
受信時消費電流・・・・・・・30mA 、音声出力時 30~70mA
送信時消費電流・・・・・・・200mA~450mA(出力の設定による)
周波数レンジ・・・・・・・・・1.800-1.950, 3.500-3.650, 7.000-7.150
10.000-10.150, 14.000-14.150
18.000-18.150, 21.000-21.150
24.800-24.950, 28.000-28.150
VFOカバー範囲・・・・・・2.935-3.085MHz(150KHz)
VFO周波数変動 ・・・・・15分ウオームアップ後1時間当たり100Hz以下(RIToff 25℃にて)

送信部

<出力電力 (13.8V供給)>
1.8~14MHz 2~3W
18MHz以上 1.5から2W

スプリアス・・・・・・・・・・・・・・・ -40dB(平均)
終段効率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60-75%
適合負荷・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・推奨値 1.5:1 以下
推奨値以上のSWRでも運用は可能
送受信遅延時間・・・・・・・・・・・・・・・0.2秒 (代表値)

受信部

受信感度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.5μV以下(S+N/N 10dBにて)
選択度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・-6dB帯域幅400Hz 1KHzで-32dB
AGCレンジ・・・・・・・・・・・・・・・・・・60から80dB
中間周波・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4.915MHz、4ポール水晶フイルタ
RIT範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・±2KHz
音声出力・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8Ω負荷で0.25W

アクセサリー

<KC2>
周波数カウンタ、Sメータ、パワーメータ、エレキー、メモリーキーヤー機能を追加できます。

<ノイズブランカー>
On/OFFスイッチ、ゲイン調整ボリューム付属パネルには追加工が必要です。

<専用パネル FP-S-KC2>
KC2を追加する時のフロントパネル。 受信帯域可変のボリューム取り付け穴も付属しています。
日本では注文時にKC2を付属させる場合に専用パネルFP-S-KC2をキットに付属します。

<バンドユニット>
キットは1バンド、3バンド、6バンドのバンドユニットがあり発注時にバンドユニットの周波数を指定します。あとで追加も可能です。

設計: ウエイン バーディク Wayne Burdick N6KR
製造: ウィルドネスラジオ社 Wilderness Radio